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iPS細胞とは?何が凄い? [iPS細胞とは?何が凄い?]

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iPS細胞って何?


山中伸弥教授がノーベル賞を受賞しましたね。
おめでとうございます!!

注目のiPS細胞って何なのか?何が凄いのか?


iPS細胞とは


Induced pluripotent stem cells」
の頭文字をとってiPS細胞って言います。

ちなみにiPSのiが小文字なのはipodにあやかってつけたそうです。


日本語では「人工多能性幹細胞」とよばれます。

・皮膚などの細胞に他の遺伝子をくっつけて、人工的につくられた
・多くの種類の細胞になれる(皮膚や心臓などになれる)
・ちゃんと分裂増殖ができる

細胞ということです。


iPS細胞は何が凄いのか?

倫理的な問題がなくなり再生医療が人に使えるようになったことが凄いんです!!

人間はもともと受精卵ですよね?
受精卵が細胞分裂をして皮膚や心臓などが出来ます。

なので受精卵はiPS細胞と同じように多くの種類の細胞になれます。
もちろんちゃんと細胞分裂も出来ます。

iPS細胞ができる前は
ES細胞が受精卵から取り出して作られていました。
iPS細胞とES細胞は同じような物です。

でも受精卵を潰してしまうのは子供を殺すことに等しいので問題ありますよね?
でもiPS細胞は皮膚などの細胞からつくれるので問題がなくなりました。

iPS細胞で何ができるの?

1.再生医療

・手術や事故で失った臓器や皮膚が再生できる
理論上、体の全ての組織や臓器をつくる事が出来ます。

・心臓移植など臓器移植が安全になる
移植失敗の多くが手術後の拒絶反応です。
これなら自分の細胞からつくるので拒絶反応はありません。
(マウス実験ではiPS細胞でも拒絶反応が起こりうるとする報告もあり今後に期待)

・不老不死も夢じゃないかも?
老化した臓器を新しくつくって交換していけば若返りですよね。。

2.治療法のなかった病気の研究

・病気の原因、発症のメカニズムがわかる
どの細胞もつくれるので、今まで採取できなかった細胞が入手できる。
それにより今まで解らなかった病気の原因がわかる可能性がある。

・新しい薬の開発、自分に合う薬がわかる
動物でなく人の細胞で実験が出来るので開発も早くなるし、効果も期待できるかも。
アレルギー体質であったり薬の効果は人それぞれなので、自分の細胞で検査することにより、薬の効果があるのか、毒になってしまうのかわかる。


もっとくわしくiPS細胞を知りたいなら山中伸弥教授にきくのが一番です!!
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた [ 山中伸弥 ]


iPS細胞の課題

・iPS細胞のガン化
細胞分裂したときにガンになってしまう細胞がある。
これについては色々な手法が試されだいぶ研究が進んでいるようです。

・心臓、脳等の臓器レベルでの再生は、実用化にはまだまだ
上記の「iPS細胞では何ができるの?」で紹介したことは実現するにはかなり先のことになると思います。
細胞レベルでは成功しているものの、臓器レベルでは実用化に程遠い。
また実際移植したとき問題ないのか?ということはわからない。


男性の細胞から卵子が、女性の細胞から精子がつくれたり、倫理的にも多くの課題があります。
再生医療についても賛成反対様々な意見があるでしょう。

iPS細胞は最近発見された物なのでまだまだ始まったばかりです。
なので技術的にも倫理的にも課題はいっぱいあります。

でも山中教授が発見したiPS細胞は間違いなくとてつもなく大きな1歩だと思います。

本当にノーベル賞受賞おめでとうございます。


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